人は誰もが同じ世界に生きているのではない。
自分が意味づけした世界に生きている。
アドラーは子供時代のことを例にとって説明している。
「子供時代の状況が人によって違った解釈、受け止め方をしている単純な例としてあげている。
子供時代不幸な経験ををした
ということに対して
例として4つのパターンそれそれ違っている。
ある人は
「このような不幸な状況を取り除くために努力し、我々の子ども達がよりよい状況にあるようにしなければならない」
反対の意味づけをする人もいる
一人は
「人生は不公平である。他の人は常にうまくやっている。もしも世界が私をそんなふうに扱うなら、なぜ私がそれ以上に他の人たちをよく扱わなければならないのか}
違う一人は
「私が子供の時は、同じくらい苦しんだ。私は切り抜けた。子供たちもそうすべきだ」
もう一人は
「私は不幸な子供時代を送ったのだから、何をしても許されるべきだ」
いずれも、それぞれの人生の意味づけの仕方をし、異なる行動をとることになる。
過去のことだけでなく、今置かれている状況においても同じである。
過去の経験や現在置かれている状況についても意味づけの仕方は異なるのです。
