劣等感とは
理想に到達できていない自分に対し
まるで劣っているかのような感覚を抱く
状態のことです。
志がたかければ高いほど、「まだまだ未熟だ」「もっと頑張らなければならない」「なんでこんなにできないのだろう」というある種の劣等感を抱いてしまうでしょう。
劣等感は、悪ではなく、正常な努力と成長への刺激になります。
努力や成長の促進剤になるのです。
自らの劣等感を克服するため、より前進しようとする。現状に満足せず、一歩でも前に進もうとする。
もっと幸せになろうとする。
この事実を受け入れずにマイナスになる場合があります。
劣等コンプレックスというものです。
劣等コンプレックスは
何もしないうちから、「どうせ自分なんて」「どうせがんばっても」と諦めてしまうのです。
劣等感と劣等コンプレックスは違います。
たとえば
「自分は学歴が低い、だからこそ、他人の何倍も努力しよう」
これは劣等感。
「自分は学歴が低いから成功しない」
「××であるから、○○できない」というパターンになることが劣等コンプレックスです。
アドラーはそのコンプレックスの心理状態のことは
現実的な努力をしたくないため、自分でそのせいにしているだけと言っています。
変わりたくない
多少の不満があっても今のままのほうが楽
自分が意思付けして劣等コンプレックスを抱いているのです。
確かに自分の意思次第ということがわかります。
