人生の意味の心理学
第一章 人生の意味「人生の三つの課題」
我々のまわりには他人がいる。
そしてわ我々は他人と結びついて生きている。
人間はm個人としては弱く限界があるので、一人では自分の目標を達成することはできない。
もしも、一人で生き、問題に一人で対処しようとすれば、滅びてしまうだろう。
自分自身の生を続けることもできないし、人類の生も続けることはできないだろう。
そこで、人は、弱さ、欠点、限界のために、いつも他人と結びついているのである。
自分自身の幸福と人類の幸福のために、もっとも、貢献するのは人と人の結びつきである。
人と人の結びつきによって、他人(仲間)に貢献し、貢献感をもつことで、生きる喜びや幸福感を得ることができるということです。
一方、この感覚が欠如している人もいます。
人を蹴落としたり、足を引っ張ったり
自分をことさら大きく見せようとしたり
他人を支配しようとしたり
彼らが、人生に与える意味は、私的な意味である。
つまり、自分が行ったことから、益を受けるのは自分だけである。と考え、関心は自分にだけ向けられているのである。
彼らの成功の目標は単なる虚構の個人的な優越性であり、勝利は自分自身に対してしか意味を持っていない。
自分にだけしか関心を持たず、自分の利益になることだけを目的として生きている。なんと切ないことでしょう。この世の中ではある一定数いますね。
人生の意味は全体への貢献である。
人生の意味は貢献、他者への関心、強力である。
アドラーは人生の意味を一言でこう言いきっています。
