コンプレックスには、優越コンプレックスと劣等コンプレックスがあります。
優越コンプレックスをもっている人の特徴として
自分を実際よりも優れているように見せようとします。
背伸びをしえ自分を実際より大きく見せようとして、
学歴や肩書きを誇示する人
高価なブランド品で身を飾ろうとしたりする人
過去の栄光にしがみつき、自分が輝いていた時代の話ばかりする人
ほかの人の手柄を自分のことのように自慢する人
などです。
本当に優れている人は自分を誇示したり自慢したりしません。
自分が優れていることを強調、誇示する人にとっては、実際に優れている必要はありません。
「他人より優れているように見えること」
そのために、常に他者の評価を気にかけ、期待に答えようとします。
実際には、自分が思っている程、誰も気にしていないのが現実です。
人の目を意識して、自分の理想を高くします。
他人から期待されていると思って自分のイメージとあまりにもかけ離れていると努力を断念します。
外から見てよくないこととして
自分のことを自慢するのではなく、他者の価値をおとしめることで相対的に自分を上に置く
理不尽に部下をしかりつける
などの例です。自分の方が劣っていると思っているので部下を叱りつけるのです。
他者の価値を落として、自分が優位にたつ
いじめや差別につながっています。
いじめる側、差別する側の人は強い劣等感を持っています。いじめることによって相対的に自分が優位に位置づけようとするのです。
コンプレックスのある人は簡単に変わることはできません。
その他にも「不幸自慢」という人もいます。
同情の気持ちを示しても
「私の気持ちなどわかるはずがない」と拒絶され、周りの人は腫れ物にさわるように遠ざかります。
不幸自慢する人は、自分を卑下して自分を下に置いているのですが
本当は相手より自分が優位な立場に立とうとしているのです。
